院長ブログ1:審美歯科のハードル(前編)
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皆さん初めまして。豊島5丁目団地内の豊五歯科医院、院長の柏原智章と申します。
当院ホームページを今年リニューアルし、遅筆の私ですが臨床医として思うところ、こだわり等を症例とともに更新して参ります。よろしくお願いします。ブログの内容等に何かご質問、ご相談など御座いましたら豊五歯科医院 tel 03-3914-0418にご連絡下さい。HP内の質問フォームでも受け付けております。
毎日の診療で、ご自分の歯にコンプレックスやお悩みをもつ方は多くいらっしゃいます。ただ、初回ではなく何度か通院していただいて、実は、、と打ち明けられることが多いです。審美歯科に対するハードルはまだまだ高いと感じます。審美歯科というと、外科的な処置を思い浮かべたり、高額な治療、贅沢な治療というイメージがあるとよくお聞きします。今回の投稿がそのハードルを下げるきっかけになればと願います。
このような変色歯ですが、過去にむし歯で神経を取ってしまったり、強くぶつけてしまったりするとこのようになってしまうことがあります。この方は神経の治療ののち、5回の来院で

このように変化しました。今回は相談の結果歯を削ってジルコニアオールセラミックというかぶせもので治療を行いました。ジルコニアは人工ダイヤモンドとも呼ばれる強靭なセラミックです。またセラミックの特性として、見た目の自然感に優れ、経時的な変色がなく、ご自身の歯と同等の滑沢さがあるため人工の歯のなかで最も汚れがつきにくく歯自体の長持ちにも効果がある、総合的に現在最も優れた材料です。

ただ、むし歯ではない部分も歯を削る、高額である、というデメリットもあります(1本8万円)。患者さんは術前の歯の色から、もう抜くしかないと思っておられたのもあり、大変喜んで下さいました。